【初⼼者必⾒】これだけ知りたい⼀眼カメラの基礎知識

憧れの一眼レフ・ミラーレス一眼を手に入れたのはいいけれど、思ったような写真を撮ることが出来ない・・・。画面に数字やローマ字が表示されているけれど全然理解できない・・・。ボタンがいろいろと付いているけど、どう使ったらいいのかよくわからない・・・。などと壁に突き当たっていませんか?
この記事ではそんな方に向けて一眼レフ・ミラーレス一眼を扱う上で必要な基礎知識を解説していきたいと思います。
以下の内容を理解して自分の理想とする写真を撮りましょう!

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カメラの3つの基礎知識

上手な写真を撮る上で、必ず知っておきたい知識が3つあります。

ISO感度

カメラの中にある「センサー」という装置の光の感じやすさを調整する機能です。
数値が小さい程光の感じやすさは低く、大きくする程高くなりますが粗くて不鮮明な写真になってしまうので、注意が必要です。
ISO感度のより詳しい説明はこちらの記事で紹介しています。

 

F値

F値(絞りとも呼ばれます)はレンズの中にある「絞り羽根」という装置にどれだけ光を取り込むかを表す数値です。人間の目と同じイメージで、光を取り込む量によってピントが合う範囲(被写界深度と言います)が変わってきます。
F値のより詳しい説明はこちらの記事紹介をしています。

 

シャッタースピード

シャッタースピードとはシャッターボタンを押して、カメラの中にある「シャッター」が開いている時間のことを指します。数値を調整することで、車の流し撮りなどの流動感あふれる写真や、反対に目にも留まらぬ瞬間をとらえることができます。
シャッタースピードのより詳しい説明はこちらの記事紹介をしています。

 

ホワイトバランス


ホワイトバランスは写真を自分の望む色合いに補正する為の機能です。「太陽光」・「日陰」・「蛍光灯」などモードが用意されていて、同じシチュエーションで使うことによってカメラが自動で色合いを調整してくれるものです。
また、手動でホワイトバランスを調整することも可能で「MWB」ボタンからK(ケルビン)と単位の付いた数値を変化させることで好きな色合いに合わせられます。K(ケルビン)は数字が小さい程青みがかっており、逆に大きくする程赤みがかった景色になります。
本来であればホワイトバランスは人間が肉眼で見ているのと同じ色合いに合わせる為の機能なのですが、これを応用して例えば雪景色に小さい値のK(ケルビン)で青みを与えて寒々しさを強調したり、夕焼けに大きいK(ケルビン)で赤みを与えて温もりを感じさせるといった表現技法として使う事も出来ます。

レンズの種類

一眼レフ・デジタル一眼はレンズを交換することで様々な写真を撮る事が出来ます。その時その場の状況や撮りたい対象によって使い分けられるのが他のカメラには無い強みです。

ズームレンズか単焦点レンズか

カメラのレンズの種類は大別すると2つ。
焦点距離が変えられるズームレンズと、焦点距離が固定の単焦点レンズに分けられます。
ズームレンズは様々な画角が1本のレンズで楽しめ、携帯性にも優れています。
単焦点レンズは画角は変えられませんが、解像度やボケの美しさなどの描写力でズームレンズより勝ります。また、設計がシンプルなので重量も軽く、値段も比較的安いものが多いです。

単焦点レンズ


ざっくりと言うとズームが出来ないレンズの事を言います。「そんなレンズ不便で使えないのでは?」と思われるかも知れませんが、光を取り込みやすくそれによって背景はぼんやりと、被写体はくっきりと引き立たせられる事が単焦点レンズの長所です。

レンズの画角の特徴

レンズの画角によって写真の表現は大きく異なります。
焦点距離ごとに特徴を見ていきましょう。

広角レンズ


広角レンズは狭い部屋の中を写したり、自然や建物の外観など広い範囲を写したい時に使います。被写体を迫力満点に写す事が出来ます。
焦点距離は10mm~35mmが目安です。
焦点距離(レンズの真ん中からセンサーまでの距離)が近い、つまりmmの数値が小さい程広い範囲を写す事が出来ます。逆に焦点距離が遠くなるにつれて写る範囲は狭まります。
これは全種類のレンズに言える事なので覚えておきましょう。

標準レンズ


写せる範囲が広角レンズと望遠レンズの中間に位置するレンズで、45度前後と人の視野に近いレンズです。
焦点距離の目安は35mm~85mmほど。
カメラ本体と一緒に入ったセットで付いてくる事の多い機種です。一眼レフ・ミラーレス一眼は軽量化が進んでいるとは言え、重たく場所もとるので気軽に撮影に出掛けたい時などにこれを一本持っていると重宝します。

望遠レンズ


焦点距離が長いので、被写体から離れている場合や遠くの景色を撮りたい場合に有効です。
最もズーム出来る機種では600mm、具体例を挙げると10km離れた海の向こう岸の景色をきれいに写せる事が出来る位ズームが出来ます。
ただ焦点距離が長い機種程、本体も重く値段も高くなるので自分が撮りたい被写体にはどれ程の焦点距離が必要なのか、慎重にレンズ選びをしましょう。

マクロレンズ

被写体に最も接近して撮る事の出来るレンズです。植物や模型といった小さい被写体を大きく写す事が出来ます。近づいて撮れるとは言えレンズには被写体に近づいて撮れる限界距離、「最短撮影距離」というものがあります。それを超えるとピントが合わなくなりますから距離感を意識する必要があります。
https://twitter.com/ShimizuZen/status/1239159198912397314/photo/2

魚眼レンズ

広角レンズよりもさらに広い180度の範囲をカバーできます。写真は球体のように丸く、全ての被写体が曲がって写るレンズです。一般的な写真と同じ写り方の「対角魚眼」と地球儀のように被写体を写せる「円周魚眼」の二種類があります。
対角魚眼の例


円周魚眼の例

まとめ

一眼レフ・ミラーレス一眼はスマホやデジカメとは違い、今回ご紹介した基礎知識とレンズをはじめとした周辺機器を駆使することで無限の可能性があります。
「こう設定したらどんな風に撮れるだろうか?」など思いついたらまずはトライしてみてください。たくさん撮ることで何度も練習して成功を積み重ね、腕を磨いて行きましょう!

写真の基礎知識_サムネ
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