【コロナ期間中におすすめ】自宅で撮影できるテーブルフォトのテクニック

自粛疲れが出てきためっしーです。

オシャレな料理やちょっとした日用品などを被写体にして撮影する「テーブルフォト」。カフェなんかでよく見かける光景ですが、外出できない今の時期、自宅で写真を撮るシチュエーションとしてはピッタリじゃないかと考えました。

そこで今回は、自宅で簡単に撮れるテーブルフォトについて解説していきます。テーブルフォトをやってみたい、外出できなくて時間を持て余しているという方におすすめです。

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テーブルフォトに必要なもの


いってしまえば被写体とテーブル、スマートフォンさえあれば撮影できるテーブルフォト。

とはいえ、せっかく一眼カメラがあるならしっかりと活用したいところ。本格的に撮るにはテクニック以外にもある程度の機材の準備が必要です。すべてそろえる必要はありませんが、使用することでよりクオリティの高いテーブルフォトが撮影できます。ここでは代表的な撮影機材を紹介していきます。

カメラレンズ

テーブルフォトは絞りを開放で撮ることが多いため、基本的にはF値の低い単焦点レンズがおすすめです。

35mmや50mmはさまざまな角度から撮影できる上に歪みも少ないので、テーブルフォトに適しているといえます。一方で70mm以上の焦点距離が長いレンズは、せまい室内で物理的な距離を取ることが難しく、近距離で撮影するテーブルフォトには向いていません。

ちなみにSonyユーザーの僕がテーブルフォトを撮影する際は、Sonyの単焦点レンズ「FE 35mm F1.8 SEL35F18F」をメインで使用しています。単焦点レンズは価格も比較的安くて入手しやすいので、一眼カメラユーザーなら1本は持っておくと良いでしょう。

三脚

三脚はテーブルフォトにおいて必要不可欠な機材です。

というのも、テーブルフォトは基本的に撮影する範囲がテーブル上なので、撮影中に位置を変えることがほとんどありません。それならいっそ三脚に固定してしまった方が、カメラのモニターで完成イメージを描きながら被写体の配置決めができるのでやりやすいです。

大きな三脚を広げるスペースがないという方は、ぐにゃぐにゃと曲がる脚が特徴的なゴリラポッドがおすすめ。重心にさえ気を付ければ一眼カメラのような大きなカメラでもしっかりと固定できます。

レフ板

光を反射して調整するレフ板は、あったら便利な機材です。本格的でなくても100円で売っているようなホワイトボードで代用可能なので、用意しておくと良いでしょう。

後述しますが「光」は写真撮影において重要な要素。レフ板があるかないかで作品の出来栄えがガラリと変わります。

テーブルフォトを映えさせるアイテムたち

続いてはテーブルフォトを彩るアイテムたちのご紹介です。

こちらも必須ではありませんが、オシャレなテーブルフォトには欠かせないレベルで登場するアイテムなので、自分が撮りたいイメージと近いものがあれば事前に用意しておきましょう。

花・植物


単体としても被写体のポテンシャルを備えている花。テーブルフォトには必ず登場するといっても過言ではありません。

被写体を引き立てたり、フレームのように配置したりと用途はさまざま。生花よりも造化の方が小道具として長持ちするのでおすすめです。

洋書・英字新聞

日本人だからそう感じるのかもしれませんが、洋書や英字新聞があると途端にオシャレに見えてしまうもの。

写真のなかに存在しているだけでどこか知的な印象を与え、雰囲気がグッと良くなります。書いてある文字の意味がわからない?だからこそ良いんです。

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布・ランチョンマット

布やランチョンマットもテーブルフォトで定番の小道具。

色や柄が付いているものを使えば写真の雰囲気をガラリと変えるだけでなく、空いたスペースを埋めたり、くしゃくしゃにして立体感を演出したりできる優れものです。

テーブルフォトの基本的な撮影テクニック

必要なものがそろったところで、テーブルフォトの基本的な撮影テクニックを紹介します。

とはいっても特別に難しいことはありません。普段から写真を撮る際に気を付けていることをテーブルフォトに当てはめているだけですので、おさらいする感覚で見ていきましょう。

メインの被写体を決めてから調整する

用意した被写体や小道具を乱雑に並べても、良いテーブルフォトにはなりません。まずは写真を撮るにあたって一番見せたいメインの被写体を決めましょう。

メインの被写体が決まったら、カメラを三脚に固定して、被写体を引き立てるようにアイテムを設置していきます。設置する際は、モニターで完成をイメージしながらフレーム内に収まるよう調整。足りなければ追加して、多かったら減らします。

テーブルメイクする前に三脚を立ててカメラの位置を固定する理由は、この段階でアングルがブレないようにするためです。アングルが決まっている分、テーブルのセッティングだけに集中できるので、余計なリソースを割かずに済むという小技のようなテクニックです。

セッティングは自然光が入る場所で

光と影は、写真の良し悪しを決める重要なテクニックのひとつ。特に室内の蛍光灯は、撮影してみると肉眼で見ている以上に暗く、光としての役割を果たせません。ですので、できるだけ自然光を使うようにしましょう。おすすめの場所は太陽光が入ってくる窓際です。

太陽光が強い場合はレースカーテンを挟んで緩和したり、レフ板を使って反射させたりすることでやわらかい雰囲気にできます。

余白を大切に

構図を作る際に意外と忘れがちなのが余白のテクニック。あれよあれよと詰め込んでいるうちに画角がギュウギュウになってしまうこともあります。

そんなときは、あえて大きな余白を作ってみてください。メインの被写体がフォーカスされて、引き立つ構図が浮かんでくるはずです。あとは被写体にあわせてアイテムを配置していけば、洗練されたテーブルフォトになります。

被写体別の撮り方のコツ

最後に被写体によって変わる撮り方のコツを紹介します。

被写体にそぐわない撮り方をするだけでテーブルフォトの魅力が半減してしまうこともあるので、撮影に取りかかる前から「どんな写真になるか?」をイメージしておくことが大切です。

アングル選びは目的に合わせる

メインの被写体を決めるとき、一緒に考えておきたいのがアングル。「テーブルフォト、上から撮るか?横から撮るか?」その答えは被写体にあります。

例えばプレートに盛られた料理全体を見せたいとき。カメラを真上に持って行って、俯瞰で撮影するアングルがおすすめです。背景や奥行きをあえて入れず、全体を均等に映すことで、食材のディテールを細部まで描写できます。スクエア型(正方形)との相性もバツグンでインスタの投稿に最適。

一方でパフェやグラスといった高さを強調したい被写体のときは、横からのアングルがおすすめ。ボリューム感を出しつつ空間全体の雰囲気を残せます。

どのアングルが良いか迷ったときは、「この被写体で一番見せたいところはどこだろう?」と考えてみると、どんなアングルにするべきかが見えてきます。

アイテム全体の色見や配置をそろえる

パッと見たときに「いいね!」と感じる写真は、統一感のある写真です。被写体や装飾のアイテムにはそれぞれの個性があるため、複数が同時に存在するとごちゃごちゃしたイメージを与える場合があります。

しかし、全体の色見がそろっていたらどうでしょう。配置をきっちりそろえなくてもどこかスッキリした印象を与え、一枚の写真としてまとまりを感じさせるはずです。

被写体がシンプルで目立たなくなってしまう場合は、全体の色見をそろえた上でワンポイント別の色を入れるといったアレンジがグッド。主役を引き立てることをイメージすると、良いテーブルフォトになります。

まとめ:自宅でテーブルフォトを楽しもう

これといった難しいテクニックがなくても、自宅で簡単に楽しめるテーブルフォト。毎日の食卓や愛用している日用品など、普段の生活を振り返ってみると写真映えするものはたくさんあります。たとえ外へ出られなくても工夫次第でいくらでも写真を撮れるので、ふと時間が空いたときは身の回りに意識を向けてみるのも良いでしょう。

外出自粛ムードがいつまで続くかわかりませんが、自宅で簡単にできるテーブルフォトをぜひ試してみてください。

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