【カメラ初心者必見】シャッタースピードの仕組みについて分かりやすく解説!

カメラを始めると「シャッタースピード」という言葉がよく出てきませんか?
シャッターのスピード・・・ってどういうことでしょう?
そんな「シャッタースピード」を理解していれば、カメラをもっと上手く扱えますし、
自分の思いどおりの写真が撮影出来るようになってきますよ!
本記事では、シャッタースピードの意味や、設定をすることで得られる効果について解説します。

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シャッタースピードとは

シャッタースピードとは、
シャッターが開いて閉まるまでの時間のこと
です。
シャッターボタンを押すとシャッターが開き、カメラに内蔵されているセンサーに光が当たります。
写真はシャッターが開いて閉まるまでの瞬間を記録しています。
開閉の時間が
1/1000秒(0.001秒)
といった速さのときもあれば、1秒など、少し長めにシャッターを開く場合もあり、
写真を適切な明るさで撮影するために、状況によって調整する仕組みになっているのです。
シャッタースピードは自分で設定し細かく調整することが出来るので、思ったような写真に近づけることが出来るようになります。

シャッタースピード(SS)を速くすると得られる効果とは

カメラは1/125秒、1/250、1/500、1/1000・・・と、1秒よりももっと速い瞬間を捉えることが出来ます。
そのためシャッタースピードを速くする分、写真がブレにくくなります。
動きが止まっている表現が可能です。
例えば、子ども、乗り物、スポーツなど、動きが速い被写体の撮影の時に有効です。
一方、取り込む光の量が少なくなるため、
写真はやや暗くなります

シャッタースピード(SS)を遅くすると得られる効果とは

シャッタースピードを遅くするとブレるからダメ・・・というわけではありません。
遅くすると、肉眼では捉えられない動きや残像を残すことが出来ます。
水が流れるように表現出来たり、花火の光の軌道などを捉えたりと、表現の幅がグッと広がります。
そのほか写真の明るさを確保するために、シャッターを遅くすることもあります。
ただ、シャッタースピードを遅くする分やはり手ブレが付き物になるので、場合によっては三脚に固定したり、どこかに置いて撮影をする必要が出てきます。

F値(絞り)との関係性

シャッタースピードと同じように写真の明るさを左右するF値(絞り)というものがあります。
F値(絞り)は、絞りバネを調節し、レンズから光を取り込む穴の大きさ・大きさを変えることによって入る光の量を示します。
絞る分だけ取り込む穴が小さくなる→取り込む光の量が少なくなる→写真が暗くなる
という仕組みです。


ですので、写真の明るさを確保するにはシャッタースピードとF値の2つをどう調整するかが鍵になってきます!
「写真の明るさだけ」を簡単に考えてみましょう。
シャッタースピードを早くし、光を取り込む時間は少なくても、絞りをゆるくし、取り込む光の量を大きくすれば明るさを保てます。
反対に、絞りをきつくし、取り込む光の量が少なくてもシャッタースピードを長くすれば、その時間だけ光を取り込むことができ、明るさを保てます。
組み合わせはさまざまということですね。

被写体別のシャッタースピードの設定

では、状況によってどのように変えたらいいのでしょうか?
例えば、シャッタースピードの速度が速いか遅いかでは写真の表現が大きく変わってしまうんです!
被写体別に適切なシャッタースピードの例を紹介していきます。

ポートレート撮影

ポートレート撮影するときは、瞬間の動作や表情を切り取るため、被写体がブレないように基本的に速めに設定すると良いです。
また、手ブレは一般的にシャッタースピードが、1/レンズの焦点距離を下回ると起きやすくなると言われています。
例えば標準レンズの焦点距離が50mmならば、シャッタースピードは1/50以上でなければ手ブレしやすくなります。
これを最低ラインと考え、通常は被写体が大人であれば1/125~1/250以上や、子供であれば1/250以上が設定の目安となります。

⾵景

一般的に風景写真は全体にピントを合わせます。
F値を絞る(F値を高くする)ことになるので、明るさは暗くなりやすいです。
暗い場合はシャッタースピードを遅めにして、明るさを稼ぐと良いでしょう。
手ブレしそうであれば、三脚を活用しましょう。

星空

暗い夜空の星を写すには、明るさ確保のためF値は低く(絞りを開ける)、シャッタースピードも8〜30秒を目安に遅くしましょう。
星はゆっくりと動いているため、30秒以上など長めに設定する分、線状に写るようになります。
撮影したい表現によって細かく調整しましょう。
手ブレに耐えられない速度になってくるので三脚は必須となります。

まとめ

シャッタースピードを上手く活用できれば、写真の動感を操ることが出来るので、写真表現の幅が大きく広がります。
自分が思い描いているイメージに近づけるために、シャッタースピードを速くしたり遅くしたりといろいろと試してみましょう!

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