ライターの長期インターンを今すぐ辞めるべき理由【経験談】

大学生でライターのインターンをしている人って結構多いですよね。

エンジニアやデザイナーとは違い、特別なスキルがなくても始めやすいため、「とりあえず就活のためにインターンをしておきたい」と考えてる学生がこぞってライターのインターンに応募している印象があります。

かく言う筆者も最初のインターンはライターとして参加し、半年ほど会社で働いていました。

しかし今思えば、貴重な学生の時間をなんて無駄にしていたんだろう…と少し後悔しています。

ライターの長期インターンは旨味が少なすぎるのでやめた方が良い

今回はこの理由について紹介したいと思います。

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ライターの長期インターンで身につくスキルは少ない

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ライターのインターンは特筆的なスキルがなくてもできるのが嬉しいポイントですよね。

日本語で文章が書ければ基準には達しているわけですから、インターンの職種の中でもかなりハードルは低い部類です。

しかし、身につくスキルもそこまで多くないのがデメリットでもあります。

おそらく、ライターの殆どが企業のwebメディアでのライティングが殆どでしょう。

企業にもよりますが、SEOについての基本的な知識とSEOライティングについてはある程度身につきます。

ただ、これらのスキルって可視化しにくいんですよね。それに、長年継続したところでSEOは日々アップデートされるので、長期で続ける旨味も少ないです。

3ヶ月ほどで、誰でも基本的なSEOについての知識は網羅できるわけです。

エンジニアなどとは異なり、長期でライターのインターンを続けても、スキルの蓄積の幅は少ないと言えます。

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めっしー

ライターのインターンは3ヶ月くらいで十分。

SEOライターは基本的に「ドカタ」職

誤解を顧みずに言うのなら、ライターのインターン生は「記事土方」です。

webメディアにとって記事コンテンツは家を建てる際のブロックのようなもの。インターン生はひらすら競合サイトの記事を真似つつ、サイトのために記事を量産し続けます。

最初こそSEOライティングのコツなど学べることは多少ありますが、1ヶ月ほど経つとただの作業になっていることに気づくはずです。

「俺、何のために記事書いてるんだろ…」

会社に決められた記事コンテンツをひたすら書く。書いて書いて書きまくる。

webサイトにおいて、記事コンテンツは資産です。エネルギーです。サイトの価値を高め、お金を生み出す源泉になります。

しかし、いくら頑張って良い記事を書いたとkしても、その資産は会社のサイトのものです。インターン生は時給1,000円程度の賃金しか発生しません。

正常な人間ならだんだん馬鹿らしくなってくるはずです。

自分がインターン生の時はよく他のインターン生と一緒に、「俺たちって記事土方だよね」と冗談交じりに話していたことがあります。

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めっしー

記事の企画とかインタビュー系させてくれるところだったらまだマシかもね。

就活でも活かしにくい(ぶっちゃけ)

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長期インターンの経験が就活に役立つという根拠のない幻想を抱いている学生が多いですが、ぶっちゃけただインターンをしていただけでは就活で全く役に立たないです。

どのインターンでも言えることですが、

「課題に対してどんなアクションをとったか」

「なぜそのアクションをとったか」

「そしてどんな成果が出たか」

このストーリーが重要になるわけです。仕事っぽく言えば、PDCAをどのように回したかになります。人事は学生がどのように行動し成長するかを知りたいのです。

ライターの場合、ひらすら記事を書かされる場合だとこのPDCAを回しづらくなります。

アクセス解析まで担当させてもらえれば、離脱率や滞在時間の短いページの改善、またバズりそうな記事の企画などもさせてもらえるかもしれませんが、それはよっぽど寛大な会社であったり信頼を持たれていないと現実的ではないと思うのです。

そのため、記事土方のインターン生は就活でも胸を張って話せるストーリーがほとんどないはずです。コンビニバイトで精を出したほうがよっぽど話のネタになると思います。

慣れたら自分でサイトを作ってみるのがおすすめ

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ライターのインターンでSEOライティングに慣れたら、自分でサイトを立ち上げてみることをおすすめします。

筆者も一年ほど前にこのブログを立ち上げ、他にも現在3つサイトを運営しています。

インターンで手に入れた知識だけでも十分できますし、何より「自分で何かを作り運用する」という経験からしか学べないことは沢山あります。

規模はどうであれ、一から何かを作った経験は素晴らしいですし、就活でも大きな武器になります。

筆者は学生時代、留学やボランティア・長期インターンなどいろいろとチャレンジしてきましたが、内定先の会社に一番評価されたのは、「自分で一からサイトを作り、売り上げを出した」という経験でした。(クソザコナメクジですが)

意外とこの経験をしている学生は多くないのです。

ブログという形でも良いので、インターンの経験を積極的にアウトプットしていきましょう。

ライターのインターンに応募する際に注意しておくべきこと

ライターのインターンといえども、だいたいの企業であれば選考の面接が課せられているはずです。

この際に仕事内容についてしっかりと逆質問をするようにしましょう。

  • 担当するサイト・どんな記事を書くか
  • 記事を作成する際の流れ
  • 他のインターン生はどんな業務をしているか
  • 社内研修などはあるか

だいたいこのあたりを筆者なら質問します。

まず会社が運営しているサイトについて。

アフィリエイトサイトなのか、ニュースやインタビュー記事などのwebメディアなのか、サイトによっても形態は様々です。

個人的に、将来的に自分でサイトを立ち上げるなら、アフィリエイトサイトを運営している企業でライターをするのがおすすめです。

SEO周りに関する知識がつきますし、扱っている商材についても詳しくなるので、インターンの経験が自分でサイトを立ち上げる際にダイレクトに役立ちます。

あとは、記事を作成する流れについても確認が必要です。

キーワード選定から指示書の作成、記事の確認までのフローがしっかりしているほど信頼が持てます。

適当な会社だとうまく答えられないと思うので、「なんか変だな」と感じたら止めとくのが無難です。

社内研修はあったらラッキーな感じ。筆者がインターンをしていた会社は業種問わず内部・外部研修があり、たまに外部の会社までセミナーを受けに行ったりしてました。(その間も時給が発生する)

インターンするならエンジニアか動画クリエイターがおすすめ

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筆者がこれからインターンをするなら、エンジニアや動画制作職を強くおすすめします

理由として、やはり今の時代に求められているスキルであること、長期で働くことによって蓄積されるスキルの幅が広いからです。

エンジニアとしての経験がはどの業界に行くにしてもきっと役に立ちますし、将来的に会社をやめようと考えた時もフリーランスなどにシフトがしやすくなります。(もちろんそこから勉強は不可欠ですが)

動画に関しても2020年の5G導入に向けてニーズは年々拡大しており、動画広告市場もヒートアップしています。

動画広告市場
動画広告市場は2020年に2000億円を突破techcrunchより引用

必然的に動画制作のスキルを持った人材も求められるようになるため、これから動画を学び始めるのも将来的に有用なスキルとなるはずです。

まとめ

ライターの長期インターンについてかなり批判的な意見を書いてしまいましたが、結局のところ会社によります。

ただ、インターンの応募の前に、「自分がなんのためにインターンをするのか」 「何がしたいのか」をよく考えておくと良いかと思います。

プログラミングやデザインがしたいけど、スキルがないしライターでも良いか…って考えの人はゼッッッたいに止めたほうが良いです。勉強してエンジニアやデザイナーの枠でインターンに応募するべきです。

特にやりたいことがない、でもインターンしてみたい。そんな方はライターのインターンをしても良いかと思います。

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